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東京発の地酒ブランド9選!江戸時代から続く都内の日本酒蔵元まとめ

200年前の江戸時代には徳川家が江戸を収め荒地だった江戸が開墾され活気あふれるようになったそうです。

様々な人や商人が出入りする江戸でお酒造りが盛んにはじまったのもこの頃と言われています。

日本が誇る日本酒、そして東京の地酒とは。

こんな方におすすめ

  • 東京の日本酒が知りたい
  • 蔵元見学に行ってみたい
  • 歴史や地酒に興味がある

本記事では令和の現在でも日本酒を醸造する蔵元に焦点をあてお届けします。

豊島屋酒造

東京都酒造組合より

豊島酒造は東村山市に所在する酒蔵で慶長元年(1596年)に創業しました。

代表する日本酒は「金婚政宗」

明治27年(1894年)に開発されたお酒です。

この「金婚政宗」は明治神宮と神田明神、東京二大神社の御神酒として納められる唯一の日本酒で明治天皇の銀婚式のお祝いを願い命名されました。

他にも数多くの日本酒を製造開発し令和現在も躍進し続ける酒造です。

【豊島酒造YouTubeチャンネル】

また、豊島酒造では毎週土曜日に予約不要の酒蔵見学が行われ、公式HPにて開催情報の詳細と告知がされています。

  • 豊島屋酒造(金婚)
  • 住所:東京都東村山市久米川町3丁目14−10
  • 営業:月~金 9時-17時/土日 13時-17時
  • 公式HP:http://toshimayasyuzou.co.jp

野口酒造

東京都酒造組合より

野口酒造は府中市に所在する酒蔵で万延元年(1860年)に創業しました。

代表する日本酒は「國府鶴」

1900年の歴史ある府中市の大國魂神社に奉納するお神酒として初代頭主が開発。

「國府鶴」は当時、武蔵野國に国府が置かれた事を受け、この国府の地で鶴のように美しい酒を醸造したいと願いを込めて名付けられたそうです。

【野口酒造を紹介するYouTube】

令和現在、酒蔵は改装されカフェ、直売所として生まれ変わり大國魂神社に参拝された方々が立ち寄れる憩いの場として健在しています。

  • 野口酒造(國府鶴)/蔵カフェ
  • 住所:東京都府中市宮西町4丁目2−1
  • 営業:10時30分-17時/水日定休
  • 公式HP:https://www.noguchi-brewery.co.jp

田村酒造

東京都酒造組合より

田村酒造は福生市に所在する酒蔵で文政5年(1822年)に創業しました。

代表する日本酒は「嘉泉」

1973年(昭和48年)に15代目頭主が開発したお酒です。

蔵や水車小屋、石垣は国の有形文化財として認定され、創業200年経つ現在も多摩川のほとりで酒蔵を営み日本酒を醸造しています。

【田村酒造YouTubeチャンネル】

また、田村酒造では歴史ある酒蔵を事前予約制で見学できる酒蔵見学が行われています。

  • 田村酒造場(嘉泉)
  • 住所:東京都福生市福生626
  • 営業:8時30分-17時/日月定休
  • 公式HP:https://www.seishu-kasen.com

野崎酒造

東京都酒造組合より

野崎酒造はあきる野市に所在する酒蔵で明治17年(1884年)に創業しました。

代表する日本酒は「喜正」

農家の次男坊として江戸に出てきた初代頭主が杜氏として各地で経験を積んだのち明治17年に独立

初代頭主の名を受け継ぎ「喜正」と名付けられた日本酒が今でも野崎酒造の看板として醸造されています。

【野崎酒造を紹介するYouTube】

当時と変わらぬ伝統製法で地元から愛される地酒です。

  • 野崎酒造(喜正)
  • 住所:東京都あきる野市戸倉63
  • 営業:10時-17時/土日定休
  • 公式HP:http://www.kisho-sake.jp/index.htm

石川酒造

東京都酒造組合より

石川酒造は福生市に所在する酒蔵で文久3年(1863年)に創業しました。

代表する日本酒は「多満自慢」

精米技術が向上した昭和初期に誕生した日本酒で秋から初春の頃だけに仕込みを行う寒造りと言われる造り方をされています。

また、明治期にビール製造の歴史がある石川酒造ではクラフトビールも看板商品のひとつです。

【石川酒造YouTubeチャンネル】

福生のビール小屋、酒・ビールの直売所、国有文化財指定された蔵元見学など令和現代も躍進する酒造です。

  • 石川酒造(多満自慢)
  • 住所:東京都福生市熊川1
  • 営業:10時-18時/定休日なし
  • 公式HP:https://www.tamajiman.co.jp

東京港酒造

東京都酒造組合より

東京港酒造は港区に所在する酒蔵で文化9年(1812年)に創業しました。

代表的な日本酒は「江戸開城」

東京港酒造の母体である若松屋は明治42年に当時の後継者問題と酒税法改正により廃業しましたが7代目頭主が酒造再開に尽力し100年後の平成23年に復活しました。

幕末当時、吉田屋は西郷隆盛他、勝海舟や山岡鉄舟、高橋泥舟、坂本龍馬の面々が訪れ密談を交わしたとの言い伝えがあり、日本酒名の由来になったそうです。

【東京港酒造プロモーションムービー】

令和現在は新たな手法を用いて醸造した日本酒や東京シリーズと位置付けられた日本酒も手掛けています。

  • 東京港酒造(江戸開城)
  • 住所:東京都港区芝4丁目7−10
  • 営業:平日11時-19時/土曜11時-17時/日曜定休
  • 公式HP:http://tokyoportbrewery.wkmty.com

小澤酒造

東京都酒造組合より

小澤酒造は青梅市に所在する酒蔵で元禄15年(1702年)に創業しました。

代表的な日本酒は「澤乃井」

秩父古生層の岩盤を掘り抜いた洞窟の湧水を使用し醸造される日本酒は旧沢井村の地名を由来に澤乃井と名付けられました。

【小澤酒造YouTubeチャンネル】

小澤酒造では酒蔵見学、飲食店、喫茶店、美術館、ギャラリー、お寺など広い敷地を活用し訪れる方をもてなしてくれます。

  • 小澤酒造株式会社(澤乃井)
  • 住所:東京都青梅市沢井2-770
  • 営業:10時-17時/土日休み
  • 公式HP:https://www.sawanoi-sake.com

中村酒造

東京都酒造組合より

中村酒造はあきる野市に所在し文化元年(1804年)創業しました。

代表的な日本酒は「千代鶴」

江戸時代に建築された酒蔵と近代蔵の両方の特徴を生かし秩父古生層の地下170mから組み上げた湧水が使用された日本酒です。

【中村酒造プロモーションムービー】

中村酒造は創業200年以上の歴史から明治当時に用いた伝統的な用具や各資料が展示された酒造り資料館の見学ができます。

  • 中村酒造(千代鶴)
  • 住所:東京都あきる野市牛沼63
  • 営業:12時-16時30分/定休日なし
  • 公式HP:https://www.chiyotsuru.jp

小澤酒造場

東京都酒造組合より

小澤酒造場は八王子市に所在する酒蔵で大正15年(1926年)創業しました。

代表的な日本酒は「桑乃都」

大正当時、要蚕業が盛んであった八王子の別名"桑都"の名に因んで「桑乃都」の銘柄が付いたそうです。

【小澤酒造プロモーションムービー】

酒造は閉鎖し醸造は外注してるそうですが歴史あるブランドを令和の現在も守り続けています。

  • 小澤酒造場(桑乃都)
  • 住所:東京都八王子市八木町2−15
  • 営業:10時-17時/土日定休
  • 公式HP:https://www.kuwanomiyako.jp

蔵元見学が実施されてる東京の酒蔵は?

創業当初から現代に至るまで沢山の歴史が残る酒蔵を見学できます。

  • 豊島酒造 → 入場料金1000円、予約不要
  • 石川酒造 → 入場料金1000円、要予約
  • 田村酒造 → 入場無料、要予約
  • 小澤酒造 → 入場無料、要予約
  • 中村酒造 → 入場無料、予約不要

酒蔵により異なるイベントが開催されてますので日時や詳細については公式HPを確認しましょう

東京発の地酒ブランド 江戸時代から続く日本酒蔵元まとめ

いかがでしたでしょうか。

令和の現在に残る蔵元は全9つでした。

江戸時代から続く伝統的な製法や醸造を守りつつ、近代化し新たな銘柄を造る後継者達の日本酒への思いが東京の地酒を成長させています。

世界的に注目され誇れる東京発の日本酒をこれからも守り続けてほしいと感じました。

お酒は人と人を繋ぐとても素晴らしい飲み物ではないでしょうか。

※この記事は飲酒を自重する物ではありません。お酒は20歳になってから飲酒しましょう。

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